野崎 由衣
ゼロウェイストショップ 店主
elämää seto(エラマーセト)

楽しくお買い物をして
気づいたらごみが減っていた、という体験を
ごみが出ないお買い物を楽しめる“ゼロウェイストショップ”の「elämää seto(エラマーセト)」を運営する野崎さん。4人のお子さんの母親でもあり、このお店を始められたきっかけもお子さんの学習を手伝ったことだそう。「自宅から出る2週間分のプラスチックごみを調べたとき、プラスチックごみが燃えるごみよりも多かったこと、そして自身の買い物を通して家に持ち込まれていることに衝撃を受けました」。2024年11月、お店を市内の「瀬戸くらし研究所」の一角へ移し、「ゼロウェイスト」が身近に感じられる様々な活動をされています。
ゼロウェイストショップelämää seto(エラマーセト)とは?
ゼロウェイストというのは「ゼロ=0」、「ウェイスト=無駄、ごみ」。ごみを生み出さないようにしようという理念のことです。elämää setoは、食材や日用品をパッケージなしで提供しているお店になっています。ごみを減らそうと難しく考えるより、量り売りでお買い物をしていただき「何グラムになったかな」と、ワクワクと楽しい体験をしながら気づいたら暮らしの中のごみが減っていた、といったお手伝いができる場所にしたいなと思っています。
「ゼロウェイスト」、市民の皆さんが取り組めることは?
量り売りショップのようにごみを出しにくいお店での買い物も一つではありますが、ごみとして出すのではなく、きちんと分別をすることで新たな資源として次に繋いでいく、ということもゼロウェイストの大事なコンセプトになっています。
今後されたい活動は?
elämää seto自体は、ゼロウェイストを楽しく体験していただける場所にしていきたいです。他にもごみ拾いイベントや環境問題のドキュメンタリーの上映会などを開催しているので、いろいろなアプローチの仕方でごみ問題に触れるきっかけを作っていきたいです。
瀬戸の魅力は?
千年上続く陶磁器産業をベースとしながら、新しいお店や移住する人が増えてきていて、古いものと新しいものが融合して、面白さを生んでいる街だなと思います。
こうした瀬戸ならではの持続性とか循環の形というものを発信していきたいですし、街全体もそんな風になっていくといいなと思っています。