インタビューキャラバン

水野 雄介

陶工

瀬戸本業窯

瀬戸本業窯は250年以上続く窯元で、実用食器づくりを生業にしています。昔ながらの分業制によって、土や釉薬から自分たちの手で作っており、職人によって一つずつ手仕事で作っています。代々当主が水野半次郎の名を受け継ぎ、八代です。瀬戸焼の全ての材料はここにありました。だから瀬戸の自然がもたらしてくれる姿が焼き物になっていると思います。瀬戸の土は白いため、使うほどに味わいが増して、経年変化が楽しめるのも瀬戸焼の魅力です。是非、器を「育てる」ことを楽しんでください。また洞の地域保全活動にも力を入れており、昔の窯跡の整備も行っています。昔はあたりまえにあり、少なくなってしまった瀬戸の風景を残していきたいと思っています。